今週の観音さまは、馬郎婦観音さまです。
以前「何故、阿弥陀さまはシンプルな格好なのに、観音さまは着飾っているのか?」を教えていただいたことがあります。
如来像は身を飾る煩悩が削ぎ落とされて簡素な装いであることが多いですね。
それに対して、観音さま始め色々な菩薩像は、きらびやかなアクセサリーをたくさん着けて、これは古代インドの貴族の装いだそうです。
インドの人は確かにアクセサリーが大好きな印象がありますね。
僕もインドを旅していたときは、買った指輪なんかを多めに着けていても、あんまり目立ちませんでしたよ。
むしろ、旅の間よくネパール人に間違われてました(笑)
じゃあ菩薩はまだまだ身を飾る煩悩を捨てられていないのか?というと、そういうことではないそうです。
「人は見た目が9割」という書籍が流行ったように、私たちは視覚による印象にどうも左右されやすいようです。
たとえ人柄が素晴らしく、素晴らしいことを話していたとしても、見た目がみすぼらしいと、せっかくの内容も伝わりません。
それはとてももったいないことです。
諸々の菩薩たちは、私たちを救うときに説得力を持たせるため、敢えておしゃれに着飾っているのだそうです。
私たちも人に何かを伝えたいときには、状況に合わせて見た目にも意識を向ける必要があります。
気持ちさえあればいいんだ!と思ったとしても、例えばお葬式にTシャツジーパンでは、せっかくの哀悼の気持ちが伝わりませんね。
高いものやブランドで飾ったり、ハイセンスであったりする必要は必ずしもないかもしれませんが、清潔感があって素敵な印象を与える人はやはりコミュニケーションもうまくいきます。
人に会う機会が絶対的に減っているこのご時世ですが、時には自分の身だしなみをチェックすることも必要ですね。
身だしなみは、コミュニケーションの入り口ですから。
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