今週の観音さまは、岩戸観音さまです。
怒りは、取り扱いが非常に難しい感情ですね。
できるなら怒らずにいられるのが一番いいのは、誰にも納得のことと思います。
しかし、周囲を見ても、もちろん自分自身を見ても、なかなか怒りをうまくコントロールできているとは言えませんね。
怒りは必要な感情です。
例えば、不当な扱いには怒りをもって抗うのは、必要なことです。
理不尽に傷つけられたり、貶められたりしたときに、怒らずに居るのは良くないことです。
何でも全部怒っちゃダメなんて言っていたら日常生活は成り立ちません。
それは穏やかで優しいのではなく、我慢して、無かったことにして、自分を犠牲にしているだけです。
では、どんな怒りに気をつけるべきなのでしょうか。
それは、意識的でない怒りです。
怒りの感情に振り回される怒り。
相手の言動に振り回される怒りです。
自ら意識して怒っているのではなく、相手に突発的に怒らされている怒りです。
そして、怒りの分量にも気をつけなければなりません。
「相手が悪いんだからどんなに怒っても当然!」という人がありますが、これはただ攻撃することの言い訳であることがほとんどです。
相手を攻撃していいと見るや、徹底的に相手をやっつけようとする。
これは意識的な怒りではありません。
怒りは必要な感情ですが、用法用量を守って正しく使わなければ、副作用も甚だしいですね。
強力な怒り、上手にマネジメントしたいものです。
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