外出自粛し始めたころにはコートを着ていましたが、今はもう半袖ですね。
どんどん季節は巡っていきます。
皆さまつつがなくお過ごしでしょうか?
今日は西国第三十二番札所【観音正寺】です。
(観音正寺FBより)
観音正寺は標高433mの繖山(きぬがさざん)の頂上付近にあります。
参道は山道でところどころ崩れていますが、それほど歩きにくさはありません。
霧に包まれた山寺、幽玄な雰囲気が立ち込めます。
仁王像
本堂です。
平成5年、秘仏本尊ごと焼失してしまいましたが、平成16年に再建されました。
本堂が焼けたとき、本堂を覆っていた枝葉は燃えなかったとお寺の方からうかがいました。
観音さまが山火事を防いだのでしょうか。
(観音正寺FBより)本堂の角にはユーモラスな風神雷神像が(*^^*)
(観音正寺FBより)
(観音正寺FBより)
ご本尊は千手観音さまです。
インド政府が特別に輸出を許可した白檀の寄木造りで、坐高だけで3.5mあります。
本堂はご本尊の良い香りに満ちています。
内陣拝観では、散華を使って御身拭いをさせていただけます。
お寺の方が、丁寧に説明しながら内陣を案内してくださいました。
(観音正寺FBより)
千手観音さまには、右手の一番下にだいたい「施無畏手」という何も持たない手がありますが、その手に触れさせていただけました。
白檀ですがなんだか血が通って温かい感じがし、とても感動しました。
(観音正寺FBより)
平成の本堂火災で本堂は焼失してしまいましたが、なんとそのときのお前立ちは当時京都の仏具屋に預けられており、火災を免れていたそうです!
平成24年に倉庫で欠損することなく発見されました。
奇跡ですね!
焼失した秘仏に似せて造られたこのお像は、再来年にご開帳され、秘仏として祀られるようです。
是非災難避けのご利益にあやかりたいですね(*^^*)
『大悲殿』
(観音正寺FBより)
ちょうどお参りした日は花祭りの日でした。
観音正寺は聖徳太子が哀れな人魚の供養の為に建立したのが始まりの不思議なお寺です。
人魚のミイラもあったそうですが、残念ながら焼失…
見たかったなぁ
魚籃観音さま。
そして、室町時代には近江守護の佐々木六角氏が観音寺城を築いたことも有名です。
城の石垣跡でしょうか?
開基の聖徳太子と梅の花。
天気が良ければ安土を見渡せます。
(観音正寺HPより)
そして!境内には観音ねこの栗太郎くんが!
運が良ければ会えるかもしれません(*^^*)
(観音正寺HPより)
これにて滋賀県もコンプリートです。
長いようで短い西国三十三所、次回の西国第三十三番札所【華厳寺】でめでたく満願です!
最後までお楽しみください(*^^*)
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